奨励会の三段リーグでがんばっている西山朋佳三段が女流の棋戦であるマイナビ女子オープンで加藤桃子女王を破って初タイトルを獲得。三段リーグでも勝ち星先行の好位置につけているだけに、この流れで勢いをつけてぜひがんばってほしいですね。女性初のプロ棋士の誕生は、いろんな人の悲願でもあり、里見香奈さんが奨励会を退会した今年は、これまで以上に西山朋佳三段にみんなの思いが集中してくることになります。それがプレッシャーとなってしまうのはみんなの望むところではないはずですが、やっぱりどうしても期待をせずにはいられません。
加藤桃子女王も永世女王の獲得がかかっていただけに、悔やまれる敗戦で、どちらも応援しているファンからすると非常につらい勝負でした。それにしても、称号とされている「女王」って、少し呼ぶのが恥ずかしい気がするので、もうちょっと呼びやすい称号だったらよかったのになと思う次第です。