順位戦もいよいよ佳境。B級2組では野月浩貴八段が昇級確定。残り1枠は誰が勝ち取るのか?

B級2組で今期、絶好調の野月浩貴八段が早々に昇級を決めましたね。阿部隆八段との対局でも見事な受けで凌いでからの逆転と、ノっている人たちによくある、強い”引き”みたいなものがありましたし、本当に見事な勝利でした。野月浩貴八段、素敵でしたね。毎年のことではありますが、この時期になるとどのクラスでも昇級、降級をかけた緊迫感がありますが、B級2組は残り1枠となりました。現状の勝ち数から考えると畠山鎮七段、中村太地王座、北浜健介八段、横山泰明六段の4人に絞られた感じでしょうか。しかも、2月7日の次局は、中村太地王座と北浜健介八段の直接対決もあり、どちらかが昇級レースから落ちる可能性が高く、ファンならずとも見逃せない対局となります。

今から楽しみですね。

羽生善治竜王が国民栄誉賞の受賞決定

国民栄誉賞の受賞が決まった羽生善治竜王。ずいぶんと前からそういった話はあったけれど、なかなか決まらずにここまできましたが、ついに受賞となりましたね。本当にめでたいことです。将棋界全体として2018年も幸先の良いスタートとなりましたね。あとは藤井聡太四段の引き続きの活躍があれば、2018年も将棋人気は持続してくれるに違いありません。まずは順位戦でC級1組への昇級とタイトル戦での躍進を期待したいところです。タイトル戦の決勝で羽生善治竜王と藤井聡太四段がぶつかるなんてことなってくれたら、盛り上がりは最高潮に達するはず。2018年も良い年になりそうですね。

2017年は将棋界にとって苦難からの飛躍の年。2018年も堅調にいってほしいですね

明けましておめでとうございます。2018年になりましたね。
年末年始は例年になく各メディアで将棋番組などが多く、将棋界にとって良い年でしたね。
思えば2017年は2016年後半からのあの問題で落ち込み気味だった雰囲気だったところからはじまり、颯爽と藤井聡太四段の活躍によって持ち直し、最後は羽生善治竜王による永世七冠達成によって、将棋界全体が飛躍した年になりました。普通、低迷しそうなところですが、いろんなプラスが重なって飛躍しちゃう当たり、かなりのものを持ってますよね。

2018年も堅調にいってほしいと切に願います。今年も将棋を楽しんでいきましょう。

将棋の世界でも野球やサッカーのようにとプロになれなかった人たちの実業団チームのような受け皿になるようなプラットフォームが作れないものだろうか

将棋を好きな人というのはある程度はいますが、プロになりたいと思って本気で頑張っている人はそれほど多くはありません。その理由のひとつに、なることがとても難しいというのもありますが、なれなかった時のことを考えると本気で取り組みにくいということがあるように思います。たとえば野球やサッカーなどであれば、プロ野球やJリーグのチームに入ることができなくても、社会人野球をはじめとした受け皿があります。それに比べると、将棋の世界はプロを本気で目指した人たちが、プロ棋士になれなかった場合の受け皿みたいなものが皆無という現実があります。だからこそ、プロになれるかどうかの早めに見切りを、早めにつけることを師匠をはじめとした周囲の人たちがするということが多いのだと思いますが、もう少しだけ受け皿があるとまた違った選択もできるようになると思っています。

ただ、これを実現しようとすると結局は普及に力をいれるという一点に至るというのが悲しいところです。野球にしてもサッカーにしても、結局のところ企業がお金を出して実業団チームを運営しているのは広告効果としての意味合いが非常に強いので、そういった受け皿を作るためにも将棋の普及が進み、人気が上がることが必要という結論にいたってしまいますね。人気がある→たくさんの人が見る→広告効果があるので企業が力をいれる→受け皿ができる。箱根駅伝なんかも、ただの私大の宣伝番組になってしまっていますが、それでも宣伝価値があるから大学は投資をするわけですよね。つまり、経済こそが重要であり、将棋の世界も経済的な視点でもっと攻める必要があるということでしょうか。

これは将棋に限ったことではないですが、どんなものでも普及をさせたいという一心でみんな頑張っています。それは野球もサッカーも水泳も囲碁もレスリングもすべて一緒なはずです。そうなると、普及を頑張る、というだけでなく、他と比べた時により良い普及を頑張る、という効率的な普及活動を意識する必要があります。非効率な普及活動を脱却して、大きく飛躍できるプランを考えて、人気を高め、なんとか将棋の世界にもプロの下の組織として、受け皿となるようなプラットフォームを作れないものでしょうか。

中村太地王座がB級2組の順位戦で痛い敗戦

先日、AbemaTVでも放送されてましたがB級2組の中村太地王座の順位戦の対局、痛い敗戦でしたね。今年こそB級1組かと思われていただけにかなりかなり痛い敗戦だと思います。この状況だと全勝は必須になってしまったので、上位陣の方たちの結果次第というなんとも難しい状況です。

中村太地王座は知名度も高いために将棋界全体のことを考えると、できればA級まで早くいってほしい棋士のひとりであると思います。なんとか頑張ってほしいところです。中村太地王座も今年はタイトルを獲得してますし、かなり充実した1年になっているのは明らかです。ここはファンのため、将棋界全体のためにもなんとか昇級、達成してほしいものです。

竜王戦についに勝利で羽生善治棋聖がついに永世七冠を達成!

羽生善治さんがついにやりましたね。竜王戦の今回の勝利で永世竜王となり、なんと永世七冠の達成です。いや、これは本当にすごい。しかも、最終戦となった、今回の第五局はもう完勝でどきどきするところもほとんどない、もう圧倒的ともいえる内容でしたね。もう大差がついた終盤でしたが、渡辺さん相手にこの差はすごいの一言ですね。

これで獲得タイトルは99になりましたので、あと1つ獲れば大台の100に到達。将棋界の歴史のなかでも今後、何人が達成できるのだろうという、すごい数字です。いま、将棋が世の中で認知度が高い状態にありますし、ここはひとつぜひ早いタイミングで達成し、またひとつ話題を作ってほしいものです。

竜王戦の合間のA級順位戦の直接対決。羽生善治棋聖VS渡辺明竜王の対決はいろんな意味でドキドキしますね

竜王戦はタイトル戦のなかでも対局数が多いこともあり、期間中にもかなりの対局が入ります。昨日は今年の竜王戦のカードそのままに、羽生善治棋聖と渡辺明竜王がA級の順位戦の対局で対決。見事に羽生善治棋聖が勝ち切り、永世竜王に向けた次局にプラスの流れがうまれましたね。ファンという立場からすると、今年の竜王戦は因縁の対決というのもありますし、羽生さんの永世竜王、永世七冠がかかっているということで非常に注目が高いわけです。しかも、そこに加えて昨年からの三浦弘行さんの事件の関係で、A級棋士たちの間で、いろいろとあれこれある感じで、微妙な雰囲気もあり、そういういろんな背景もあってとにかくドキドキするわけです。しかも昨日は竜王戦の間ですからね。なんとなくここで勝つと、次の対局の時も流れが続いてしまいそうですし、お互い、次の対局のことも考えつつ、そうはいっても順位戦で全力出すような、非常に複雑怪奇な伏線がいっぱいあり、見ているファンはドキドキしたことでしょう。

しかし、今年は羽生さんが竜王戦、そして渡辺さんとの対局において鋭さが非常に増している気がするのは私だけでしょうか。年齢のことなどもいわれ、事実、対局の勝率などは下落傾向にありますが、渡辺さんとの対局の時はキレキレな印象で、その背景を考えると、いろいろと将棋ファンの間では、胸をあつくさせるものがあり、やはりドキドキしますね。次の竜王戦の対局は来週の月曜日と火曜日。今から楽しみですね。

将棋中継の解説はもっと本気で取り組めば、将棋普及の一助になるのでは?

全く将棋がわからない人に、どうやって興味をもってもらうかを考えていくと、普通に将棋を指すだけではなかなか難しいという問題にぶつかります。勝てなきゃたのしくないわけですが、勝つためにはたくさん勉強しないといけないわけです。さらに、結局、将棋を続けている人ってみんな強いので、将棋好きな人とやってもまず勝てないので、普及のハードルが高すぎるのは悩みの種です。

でも、昨今のネット系の将棋中継が増えてきたおかげで、将棋は指さない人も楽しめるポイント、解説というところから攻めるのはありそうだなと思ったという話です。これまで将棋中継は有料のケーブルテレビ系が多かったので、そもそも好きな人にしか見てもらえないという、良くないところに収斂されていくという構造にありました。ただ、AbemaTVをはじめとして、ネットで無料で見れるようなチャンネルがでてきてくれたおかげで「なんとなく見てみようかな」という人に訴求できるルートができました。これは大きいと思うわけです。
ここですごいツールがやっぱり棋士たちによる解説のところ。竜王戦の第三局の中川大輔八段と貞升南女流初段のポケモンGOのやりとり、まるでよくわかない話をされている父親が娘と会話をしているような感じで、なんとも楽しい気持ちにさせてくれましたよね。貞升南女流初段がポケGOやりすぎじゃないかという話がネットで話題になるくらい、わりとインパクトのある話だったわけですが、中川さんがわからないなりにやさしく対応し続ける、なんとも和み、さらに棋士に親近感をもてるやりとりでした。また、毎度のことではありますが、第四局では木村一基九段が解説に入って、もはや相手であってももたのしい雰囲気がひろがり、自虐的な夫婦ネタなどは、もはや将棋はまったく関係なく、みんなが楽しめるものでした。飯野愛女流1級とのやりとりも楽しんでいた人も多いはずです。しかも、木村九段の終盤の読みはずばりなもので、ほぼ木村九段の想定通りの流れで羽生さんが勝ち切ってしまったところは、将棋がわかる人ならさらに感動できます。

解説というと、すごく敷居が高い印象をされる人もいますが、持ち時間のタイトル戦などでは、本当に解説されている時間って終盤以外はそんなに多くないですよね。棋士の1週間であったり、食事系であったりといった話で、非常におもしろく、親近感をもてる良いコンテンツだと思っています。これ解説という表現じゃなくて、他に何かないものですかね。ここをしっかりと形にしていくと、棋士を通して将棋に興味をもってもらうってこともできると思うんですが。みんなに将棋界のおもしろさがもっと伝わるといいですね。

竜王戦で永世竜王に羽生さんついに王手。あと1勝で永世七冠も達成とあっては祈ってしまう人は多いはず

先日の竜王戦の第四局、羽生さんが勝利して永世竜王へ王手をかけましたね。前回のことがあるので3勝してもファンはまったく安心していないと思いますが、それでもやっぱりうれしい限りです。あと1勝、なんとか買って永世竜王になってもらいたいものです。渡辺竜王とそのファンの方たちには悪いのですが、それでもやはり今回は羽生さんに買ってほしいと思ってしまいます。

もし永世竜王をとったら永世七冠も同時に達成ですからね。将棋界全体で考えてもなんとしても達成したほしいものです。次回は12月4日、5日に鹿児島での対局。あと1週間、詰将棋でもしながら楽しみに待ちましょう。

藤井聡太四段が最速50勝。それにしてもすごい勝率と勝ち数ですね

藤井聡太四段が昨日の対局で勝ち、最速50勝を達成しましたね。これで、またひとつ偉大な記録を残したことになります。まだプロになってから1年もたっていないのに本当にすごい数値です。あっという間に五段、六段とかはいっちゃいそうですね。昔と比べると、棋戦の数も増えてますから一概に過去の人たちの比較はフェアではありませんが、それでもすごすぎる数字ですよね。勝率7割とかでも相当高いわけですが、なんと9割に迫る8割7分(40勝-6敗)という異常な数字。2位の豊島さんとかも8割越えですごいんですが、かすんでしまうほどの勝率です。まあ、あまり騒がれていないのが気になりますが、豊島さんとかも偉大な棋士まっしぐらなプロ棋士なわけですが、なぜか話題にならないのは気のせいでしょうか。すごいんですけどね。本当に。

しかし、藤井さんについても豊島さんについても、これから先、偉大になっていく若き棋士をリアルタイムで見れるというのはとても幸福な経験ですね。このまままっしぐらで突き進んでいただきたいです。