ITエンジニアの将棋好きたちが集まっても「将棋ソフトを開発したい!」とはならない不思議

BMJは事業の特性上、ほとんどのスタッフが開発ができます。いわゆるエンジニアという人間が非常に多い会社なんですが、その上、ほとんどのスタッフが将棋好きだと、必ず定期的に質問をされるのが将棋ソフトについての話。

ITエンジニアが多い+将棋好きが多いということを知っている方たちからは、必ず「将棋ソフトって作ってたりするんですか?」と聞かれたりするわけですが、答えはNOです。

ある人は、仕事でシステムの開発をやっていると、ひとつのものを本気で使えるレベルに仕上げようとすると、楽しいことだけじゃないのは痛いほどわかっているから、趣味の世界と仕事をつなげたくないといいます。

ある人は、将棋は人対人がたのしいのであって、人対システムだと、自動車と人が100メートル走を競争するようなもので、なんかそもそも違う気がする。将棋はどこまでいっても人対人を前提にしたいから、そっち側には真剣に取り組めそうにないといいます。

いろんな理由があるけれど、将棋好きが多いし、みんなシステム開発はできるけれど、不思議と「将棋ソフトの開発をやってみよう」という話にはまったくなりません。でも、みんな叡王戦の予選の結果には興味津々だったりします。今回は大御所の先生たちが順当に勝ち上がる結果になって、この先も毎試合たのしみですね。