藤井聡太四段の高校進学が決定。あえて違う世界も持ち続けるって大成するためには大切なことのひとつ

絶賛大人気中の藤井四段、ついに高校進学を決めましたね。ひょっとしたら将棋に専念するんじゃないかとか、そういった話もありましたが、将棋ファンとしても素直にうれしいです。正直、将棋だけをやりつづけるというのは、気持ち的に逃げ場がないですからね。そういう逃げ道があるのが弱さにつながるんだという人もいると思いますが、多少は違う世界をもっていないと、どんどん追い込まれて、負のループにはまる人ってやはり少なくないですからね。奨励会で負けが続いて、気持ちを立て直せずにスランプになって降級となった人たちって結構います。

高校に行っても将棋を勉強する時間は確保できるので、効率を重視すれば大丈夫なはずです。

仕事でもそうですが結局はインパクトの強い、効率的なことを集中的に、そして継続的にできるかなので、だらだらと長時間、同じことをやっている人よりも短時間で成長することは不可能ではありません。ひとつの世界しか知らないと、視野や発想が袋小路に入った時に抜け出るチャンスが見つかりにくいものです。大きく育つために、あえて違う世界も持ち続けてほしいですよね。