将棋も仕事も冷静常に冷静さが大切。佐藤康光九段の色紙「夷険一節」

今年の7月にめでたく1000勝を達成し、先日は久保王将と谷川九段を撃破して叡王戦の本戦を決めた佐藤先生のありがたい色紙をランチの対局後に鑑賞。「夷険一節(いけんいっせつ)」とは、順調な時も厳しい局面にあるときも常に節操を変えない、冷静でいることを表すお言葉らしいです。将棋も仕事も常に厳しい局面がありますが、目標を達成するためには冷静に判断して行動しないといけないということでしょうか。

心がざわつく時も冷静沈着に、的確な読みで最善手を打ち続けたいものです。佐藤先生のありがたいお言葉を胸に刻み、仕事も将棋もがんばっていきます。

将棋倶楽部24はたしかに将棋的な面白みをたくさん味わえるけど、将棋を普及させるためには将棋ウォーズの仕様が正解なんじゃないかという話

将棋をやっていると「棋力は?」という質問を多くの人が受けると思います。よくある答えが「●●道場では初段で将棋倶楽部24だと11級です。ちなみに将棋ウォーズだと2段です」みたいな感じだったりするわけですが、これ将棋をやっていない人からするとはてなマークが大量に頭をよぎるみたいです。これは以前から将棋好きの人たちの間で悩ましい問題とされていることなわけですが、棋力の基準は基本的に相対的に決まっていくということが原因となっています。

将棋倶楽部24だと10級前後で、相当な強さの人がたくさんいます。もう世の中全体を平均としたときの数値とかけ離れすぎていて、参考にできないレベルな気がします。これは将棋倶楽部24がスタートする時に、棋力を自己申告させる仕様が問題を起こしているわけですが、上級者になればなるほど本当に強い人を知っているので「自分なんてまだまだ初心者」といったことを考えがちで、初心者レベルに初段者くらいの人がたくさんいることが問題を作っていたりします。

将棋ウォーズなどのように自己申告が一切なく、システムが相手を決めて、結果から決めていく方法だとこのような問題は解消されやすいわけです。さらに、将棋ウォーズだと同レベルの人がいないと自動的に似たレベルのコンピューターと対戦するという仕様があるおかけでて、初心者でも楽しさを味わうことができるようになっていて、長年本気でやっている人だけしか楽しめないという、将棋人口を増やすための足かせを解決できるのは非常にうれしい限りです。

ただ、将棋ウォーズの難点は、将棋倶楽部24と比べるとなぜか将棋的な深みのある手を指す人が比較すると少ないところでしょうか。なんというか、こう時間攻略みたいなところで勝負する人が、微妙なレベルの人とかだとすごく多いですよね。それもまた将棋といえば将棋なんですけど、難しいところです。

どちらが正解ということはないと思うんですが、普及させる活動ってすごく大切だと思うので本当の初心者にもやさしい、楽しさを味わえる仕様をもっと考えていってほしいなと思う次第です。そういった意味では将棋ウォーズはすごいですよね。実際、現在の利用者数みたいなのがどちらも表示されますが、ピーク時とかって将棋倶楽部24のほうがすごい少ないですからね。もちろん登録の手間とかの敷居の高さとかがあるので、簡単に比較はできないですが、それにしても利用者の差があるのは事実で、それが何を意味しているのかは、将棋が好きな人を増やすためには本気で考えていかなきゃいけないんじゃないかと思う次第です。

今度こそ…の思いが募る今年の竜王戦

先日ちょっとした用事で千駄ヶ谷の将棋会館にいってきました。駒袋が古くなったので買いに寄っただけという本当に小さな用事です。
いったことがある人ならわかると思いますが、将棋会館の前には掲示板があるんですが、そこに今年の竜王戦のポスターがどどんと掲示されていたんですが、なんとも力強いものだったのでおもわず1枚パシャリ。

今年は羽生さんと渡辺さんですが個人的にはお二人とももれなく大好きで応援しているものの、あと一つで永世の称号を手にできる羽生さんをついつい応援してしまいがちです。あと一つがなかなか取れないですからね。羽生さんと渡辺さんとなると、羽生さんが2008年の3連勝後の4連敗して敗れるという強烈な竜王戦の印象が残っていて、今度こそという思いは羽生さん本人だけじゃなくてファンの皆さんももっているんじゃないでしょうか。

10月20日からはじまる7番勝負、いまから楽しみです。

ITエンジニアの将棋好きたちが集まっても「将棋ソフトを開発したい!」とはならない不思議

BMJは事業の特性上、ほとんどのスタッフが開発ができます。いわゆるエンジニアという人間が非常に多い会社なんですが、その上、ほとんどのスタッフが将棋好きだと、必ず定期的に質問をされるのが将棋ソフトについての話。

ITエンジニアが多い+将棋好きが多いということを知っている方たちからは、必ず「将棋ソフトって作ってたりするんですか?」と聞かれたりするわけですが、答えはNOです。

ある人は、仕事でシステムの開発をやっていると、ひとつのものを本気で使えるレベルに仕上げようとすると、楽しいことだけじゃないのは痛いほどわかっているから、趣味の世界と仕事をつなげたくないといいます。

ある人は、将棋は人対人がたのしいのであって、人対システムだと、自動車と人が100メートル走を競争するようなもので、なんかそもそも違う気がする。将棋はどこまでいっても人対人を前提にしたいから、そっち側には真剣に取り組めそうにないといいます。

いろんな理由があるけれど、将棋好きが多いし、みんなシステム開発はできるけれど、不思議と「将棋ソフトの開発をやってみよう」という話にはまったくなりません。でも、みんな叡王戦の予選の結果には興味津々だったりします。今回は大御所の先生たちが順当に勝ち上がる結果になって、この先も毎試合たのしみですね。

BMJ将棋部について

BMJ株式会社は不思議と将棋好きな異常に多い会社です。経営者、エンジニア、営業と職種を問わず、将棋好きがたいへん多く、昼休みなど日常的に将棋がさされています。
部活動としても正式に活動しており、このブログでは、そちらの活用同内容などをご紹介していきます。