将棋・順位戦のA級プレーオフがかつてない面白い展開で目が離せない展開に

例年であれば名人挑戦者が決まっているころですが、今年のA級順位戦は6名によるプレーオフという史上初の事態というすごいことになりました。藤井聡太六段の活躍で、業界全体として盛り上がりを見せるなかで、このプレーオフの開催が起こるあたり、将棋界、しっかりもってますね。

A級順位戦でトップをひた走ってきた豊島将之八段と久保利明王将が初戦で対戦という、なんとも考えさせられるところからのスタートで、見事に豊島将之八段が勝利。その後、佐藤康光九段と広瀬章人八段を破り、3連勝で勢いを取り戻しつつある豊島将之八段。3月18日に、次の対戦相手となる羽生善治竜王との対戦ということで、3月いっぱいはまだまだ熱い対局で楽しませてくれそうです。

今年の将棋・名人戦の挑戦者がだれになるのか、今から楽しみですね。

森内九段が紫綬褒章!おめでとうございます!

森内俊之九段が紫綬褒章を受章されましたね。将棋界においては春の佐藤康光九段に続いてのうれしいニュースです。永世名人の称号を手にしている方ですからね。将棋ファンの多くの方たちが祝福で二日酔いになっているのではないでしょうか。ただ、佐藤康光九段、森内俊之九段と続くと、次はあの方では…と少し考えてしまいますよね。最近、藤井聡太四段のおかげもあって注目が集まっていますから、ここは終盤的な感じでどんどんいろんな賞を、将棋界の方がとっていただけると普及の助けにもなるはずでうれしい限りです。

将棋も仕事も冷静常に冷静さが大切。佐藤康光九段の色紙「夷険一節」

今年の7月にめでたく1000勝を達成し、先日は久保王将と谷川九段を撃破して叡王戦の本戦を決めた佐藤先生のありがたい色紙をランチの対局後に鑑賞。「夷険一節(いけんいっせつ)」とは、順調な時も厳しい局面にあるときも常に節操を変えない、冷静でいることを表すお言葉らしいです。将棋も仕事も常に厳しい局面がありますが、目標を達成するためには冷静に判断して行動しないといけないということでしょうか。

心がざわつく時も冷静沈着に、的確な読みで最善手を打ち続けたいものです。佐藤先生のありがたいお言葉を胸に刻み、仕事も将棋もがんばっていきます。