将棋・順位戦のA級プレーオフがかつてない面白い展開で目が離せない展開に

例年であれば名人挑戦者が決まっているころですが、今年のA級順位戦は6名によるプレーオフという史上初の事態というすごいことになりました。藤井聡太六段の活躍で、業界全体として盛り上がりを見せるなかで、このプレーオフの開催が起こるあたり、将棋界、しっかりもってますね。

A級順位戦でトップをひた走ってきた豊島将之八段と久保利明王将が初戦で対戦という、なんとも考えさせられるところからのスタートで、見事に豊島将之八段が勝利。その後、佐藤康光九段と広瀬章人八段を破り、3連勝で勢いを取り戻しつつある豊島将之八段。3月18日に、次の対戦相手となる羽生善治竜王との対戦ということで、3月いっぱいはまだまだ熱い対局で楽しませてくれそうです。

今年の将棋・名人戦の挑戦者がだれになるのか、今から楽しみですね。

藤井聡太五段が朝日杯で優勝して六段に昇段

2月17日に行われた朝日杯将棋オープン戦で優勝して昇段して、ついに藤井聡太六段になりましたね。ただ勝ったというだけでなく、また内容がすごかったですね。この日は羽生善治竜王、広瀬章人八段という超強豪との公式戦ですから、内容の強さも驚かされるものでしたね。特に決勝戦は終始、読みをリードし続ける展開でまさに圧巻でしたね。対戦相手のお二人とも強さは圧倒的なだけに、これは純粋に藤井聡太六段が強いという結果に尽きる出来事だった気がします。

そして今回のニュースも一般メディアでもけっこう露出されていたのが印象的です。やはり若いスターの登場というのはどの世界でも大切なものですね。今年も活躍に期待したいです。

ただ、今回は広瀬章人八段と久保利明王将が立場上、少しかわいそうでしたね。スポットライトが羽生善治竜王と藤井聡太五段に当たりすぎていて、こう、なんともですよね。致し方ないとはいえ、察するに余り有るものがあります。